富士電機インバータは高機能すぎて・・・

制御・設計・ソフト・ハード

最近、富士電機製のインバータを使う機会が増えました。
たまたまそういう仕事があるだけかもしれませんが、普段三菱電機のインバータを使う事が多い私としては、富士電機のインバータは使いにくいという印象です。
なんで使いにくいのか? というと、どんなパラメータがあるのか知らないからですね。
VG7Sシリーズなんてマニュアルもかなり厚いですし、読んでる時間ももったいないです。
ところが今回はそれを使わなくちゃいけなくなったので、ほんの少しだけ勉強してみました。
実はこのFRENIC5000VG7Sシリーズは同期モータの制御が可能です。
同期モータといえばサーボモータと同じ原理ですから、インバータでサーボのような制御ができるわけです。
なんでインバータで同期モータを使うのか? というと、同期モータを使う事で誘導機よりも格段に省エネできることです。
今回は100kwとか200kwのインバータでしたが、もっと大きなものや数十台もこんな設備がある工場では、古い直流機や誘導機を置き換えて、同期モータ+インバータとすることで電気代節約、環境負荷軽減が期待できます。
FRENIC VG7Sの同期モータ制御は、オプションのPGインターフェースが必要です。
ま、それはともかく、私が過去に経験していないインバータの機能を今回試すことができたのでメモっておきます。
それは「模擬モード」という設定があることです。
モーターやPGが接続されていなくても、負荷イナーシャやその他のパラメータを設定することで、いかにも負荷運転しているかのような振る舞いを、インバータ内部で計算して出力してくれます。
表示器でのモニタ内容や、外部出力(アナログ端子やパルス出力など)にもその結果を反映してくれるため、インバータ単体で「試運転」が可能です。
当然ですがモータ動力端子へは、電流・電圧は出力されません。
なので、モータを正規に接続していてもモータを回さずにテストできます。
普通に考えればそんな機能必要なのか? と思うことがありますが、このモードではアラームも発生できます。
たとえば、負荷が重すぎた時は加減速時にアラームが発生することもあります。
ただのインバータでは、モータを結線してなければ過負荷にはなりませんから、かなりの違いです。
模擬モードを使えば、あらゆるモータに対してのシミュレーションが可能となるので、結構いいおもちゃとして使えますね。
富士電機恐るべし・・・

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