サーボ調整、振動抑制はこんな機能があった

ファナックの新しいデジタルサーボには、電流制御周期を250μ秒から125μ秒に高速化できる機能がありました。
使用するサーボモータの型式番号をパラメータ入力すると、通常は標準のパラメータが設定されるのに対して、その番号を特定の番号に変えることで高速制御ができるようになるみたいです。
ただし適用されるサーボソフトが90B0/A01版以降とかいろいろと条件があります。
このメリットは何と言っても、速度制御をハイゲイン化できることですね。
速度制御をハイゲイン化(ゲインを上げる)することで、サーボの応答性が格段に良くなります。機械側の不安定要素に対しても、なかなかに良い制御をしてくれるようです。
動作時や停止時の機械振動や異音、うなりに対しても効果があります。
速度制御ループのゲインを上げられるようになったのは、マイクロプロセッサの処理機能が技術の進歩で格段に良くなったから・・・ということのようです。
だいたい、NC装置の中身なんて一部を除けばパソコンみたいなものなんで、パソコンの性能がアップしてくると、NC装置も高機能、高速化するわけですね。

 
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