変位センサーって、なに?

シーケンス制御ではいろいろなセンサーと遭遇します。またセンサーの調整なども行うので、センサーの特性なども知っておく必要があります。
変位センサーとか変位計と呼ばれる物は、物体がある特定の位置から別の位置へ移動したときにその移動量を測定する物です。
物体の移動量に関わらず、高さの変化や幅、厚みの変化などを捉える事が可能です。つまり、単に物体の移動を検出するだけでなく寸法測定まで可能だということになります。
変位センサーでは物体の移動量(または変位量)を測定する方法にいくつかの種類があって、渦電流式、光学式、超音波式、レーザーフォーカス式、接触式 のようにいくつかの方式に分けられます。
例えば渦電流式変位センサーは、高周波磁界を利用した物です。
センサーヘッド内部のコイルに高周波電流を流して磁界を発生させ、この磁界内に測定対象の金属物体があると、電磁誘導作用により対象物表面に磁束の通過と垂直方向の渦電流が流れ、センサーコイルのインピーダンスが変化します。
この変化を検出して距離の測定が可能になります。
シーケンス制御ではいろんなセンサーを扱う場面があるので、センサーの名前と動作原理を理解しておくのは大切な事ですね。

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