センサーなどに使用されるレーザー光の安全基準はいろいろ? JIS C 6802の場合

生産設備などに使用されるセンサーやその他レーザー光応用機器には、安全基準がありますが国や地域によって決め方が違っています。以下、簡単に紹介しておきますがこの基準は改定される場合があるので、常に新しい情報を得るようにしてください。
日本工業規格 JIS C 6802
クラス1
設計上本質的に安全である。
クラス1M
低出力(302.5~4000nmの波長)。
ビーム内観察状態も含め、一定条件の下では安全である。
ビーム内で光学的手段を用いて観察すると、危険となる場合がある。
クラス2
可視光で低出力(400~700nmの波長)。
直接ビーム内観察状態も含め、通常目の嫌悪反応によって目の保護がなされる。
クラス2M
可視光で低出力(400~700nmの波長)。
通常目の嫌悪反応によって目の保護がなされる。ビーム内で光学的手段を用いて観察すると、危険となる場合がある。
クラス3R
可視光ではクラス2の5倍以下(400~700nmの波長)、可視光以外ではクラス1の5倍以下(302.5nm以上の波長)の出力。
直接ビーム内観察では、危険となる場合がある。
クラス3B
0.5W以下の出力。直接ビーム内観察をすると危険である。
ただし拡散反射による焦点を結ばないパルスレーザー放射の観察は危険ではなく、ある条件下では安全に観察できる。
クラス4
高出力。危険な拡散反射を生じる可能性がある。これらは皮膚障害をもたらし、また、火災を発生させる危険がある。

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