技能検定シーケンス制御1級実技

1/13に金沢の産業技術専門校で試験を受けました。正直なところ、時間が足りないというか、時間が迫ってくると焦ってしまってとんちんかんなトラブルを起こして自爆してしまうようですね。
かく言う私も、時間オーバーしてしまい、なんとかそれなりに完成しましたがランプ表示を少々ミスってしまいました。

1級受検者で制限時間内で終わったのはかろうじて2名です。
作業打ち切り時間までねばって作業しても、プログラムの動作が不完全な方も結構いましたね。

ポイントは
・最後まで平静を保つ
・それぞれの課題毎に作業するのではなく、全ての課題を理解してからとりかかる
・ラダープログラムは、落ち着いて紙に書いてまとめてから入力する方が良い

こんなところではないかと思います。

メモ用紙は最初1枚しかもらえませんが、要求すればかなりの枚数がもらえます。
当日は相当枚数準備されていたようですが、メモ用紙を追加で要求したのは私だけでした。

当日配られる課題のプリント、I/O割付表、メモ用紙などは全て自分の受検番号を記載して使用します。
試験が終わったら、それも提出します。持ち帰り禁止。

さて、課題は3問出ましたが、最初は配線の接続。
I/O割付表に従って接続すれば良いだけです。特に難しい部分はないです。
自分で準備したPLCのI/Oと合わせていけばよいので、苦労は無いはずです。

次の2問がシーケンス(ラダー)の設計とデバッグです。
やっぱりポイントはこっちでしょう!
問題内容に従った動作をするように設計し、さらに「××の場合は○○が△△する事」、のようないくつかの条件付けがされます。

この2問をよく読むと、共通する部分があったりします。
そのため、読んだ問題からいきなり始めるのではなく、全ての課題を読み終えてから、頭の中を整理してとりかかる方が、結局は早く終わります

採点は、全ての課題に対して作業が終わったと申請した段階で行われます。
採点申請のまえに、自分で一通り再チェックしたほうがよいです。もちろん、時間の余裕が無いとできないわけですが。

問題のレベルや内容的には、普段通りの実力を出せれば特に難しいところは無いです・・・

・・・・・・!!!

1級の時間制限、2時間というのが意外にもギリギリいっぱいの時間です。
3時間ぐらい有れば、余裕でおまけの機能をつけたりできそうですが、2時間はあっという間でした。

作業に取りかかる前は、PLC内部メモリーの消去。パソコン内プログラムの消去を確認されます。
出来上がったプログラムも持ち出し禁止で、採点終了後にまたPLCとパソコン内のプログラム消去を確認されます。
ハードディスクに保存しても痕跡を調べられるし、下手なことをしている時間的余裕は無いはずなので、やめた方が賢明です。

ちなみに、当日の受検者数ですが、
1級・・・6人
2級・・・3人(1名来ていなかった)
3級・・・2人

たぶん、他の検定に比べるとかなり少ないのではないかと思いますが、どうでしょうか?

やっぱりそれだけ「特殊な技能」、「人気薄」???

仕事はいっぱいあるのにねぇ~。

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