去年のなかばぐらいから、電話やメールが増えてきてます。
いや、別に迷惑メールやウィルス、イタズラ電話ではなくて、
このブログに書いてるような「制御」に関する仕事の問い合わせなんです。
仕事の内容は様々・・・
相手も様々・・・
こちらの対応も様々・・・
・・・ってわけには行きませんが、
この場でおおっぴらに書けない事だらけです。
例をあげるなら、
今までの取引先とは別にいわゆる「新規のお客さん」が
「仕事やってもらえんけ?(by富山弁)」と
わざわざ訪ねていらっしゃいます。
うちのようなスモールカンパニーにまで
某大手企業等が声をかけてこられるということは
相当、人材の工面に困っているということでしょう。
新入社員はたくさん入ってくるけれど、
即戦力は数が知れている。
・・・といった感じなのでしょうね。
いっそのこと新入社員を
「研修」という名目でうちに貸してもらえれば
いろんな仕事を経験させて、スキルアップにつなげる事も
できるんですけど。
やはり企業・仕事は「人を育てて、技術をつないでいく」という
原点に戻るべきではないかという気がします。
しかし現実にはどの企業も時間の制約のためか
それが完全にできていないです。
スピードが求められる時代だからでしょうね。
その原因はIT化。
いや、企業だけでなく一般市民にもIT化の波は押し寄せています。
コンピュータの性能は10年、20年前と比べると
爆発的に上がっています。
そのために
・製品の開発期間も短くなり
・製造開始から製品出荷までも短くなり
・コストダウンのせいで、製品も数年で壊れるようになり
・とにかく「早く」とお客さんに言われるようになり
・お客さんも「早く!」といえば何でもできると勘違いするようになり
・ところが人間のスピードは技術の進化のスピードについて行けず
・ITに振り回されて労働者はいろんな面で不完全燃焼
・「手っ取り早く片づけろ」と上司の命令が飛び
・いかにして「ごまかす」かに力が注がれる(>_<)
結局のところ、一昔前よりも
「マンパワー(人の発揮する能力)」を必要とする現場が
増えている。
・・・という気がするのは私だけでしょうか?
コンピュータが発達して、「ペーパーレスの時代」が叫ばれて久しいですが
紙の需要は減っていますか?
一部では減っているでしょうが、全体的に見ると紙の需要は横ばい、もしくは微増傾向です。
アナログ的な記録媒体でなければ「人」の認識率が悪いことも知られています。
そんなデジタルだらけの時代だからこそ
アナログ的な「人の力」が必要とされているのだと感じる今日このごろなのです。
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