シーケンス制御屋の仕事とは何か? 制御屋は何でも屋か? パート3

技能検定・シーケンス制御

シーケンス制御屋は何でも屋か? に対する答えは、YesでもありNoでもあるのではないでしょうか。パート2で書いたように機械設備の制御に関わる職種、職業は様々です。私自身が該当している電気関係の職種だけでも、3種類あります。
・大分類A   分類番号034 電気技術者
・大分類I-1 分類番号571 一般機械器具組立作業者
・大分類I-1 分類番号581 電気機械組立・修理作業者
さらに、機械設備のことが分からなければシーケンスの組みようもないため、ある程度の範囲ですが、
・大分類A   分類番号031 機械技術者
の領域も含んでいると思われます。
さらに、PC(パソコン)のソフトも取り込んで仕事としてやっていれば、ソフトの組み方一つとってもラダーだけでは表現できない手法も多々あります。そういう意味では、
・大分類A   分類番号06 情報処理技術者
も該当範囲に入ってきます。
実際のところ、これ以外にも職業分類には表れないような、細かい「雑学的」な経験や知識も必要になります。人間として社会生活しているならば当然かもしれませんが、幅広い知識が必要という点では、何でもこなす何でも屋といえるでしょう。
では、なんでも知っていて経験していれば制御屋として務まるのか? シーケンス制御に関して任せてもいいのか? という事を考えてみると、これはYesとは言えません。機械のこと、電気のこと、設備を使うオペレータの事などを、さらに、より深く考察して設計を進めなればなりませんし、電気回路やシーケンス、ラダープログラムの設計・調整は、大きな物になると何百本という糸(道筋)が絡まり合ったような、複雑な条件によって制御されていますから、一つの現象に対して深く深く読み込んで理解しなければならない部分が多いのも事実で、将棋の先読みにも似ていると思います。そういう観点で見れば、特定の分野に関してとても専門性の高い職種であるとも言えます。
ここで気づいたことですが、どうも私の見ている人たちの中にもこの職種に対して、向き不向きがあるようです。シーケンス制御に対しても、「あ~、彼はひと味違うな」と思わせる技術者の多くは、知識と経験の積み重ねから「直感」のようなものを引き出しているように感じられます。あるいは、何百というジグソーパズルの一片を瞬間的に引き出しているようにも見受けられます。物事の判断や、本質的なところでの疑問「これは正しいのか?」という事も自然と出てくるようです。話を聞けば、彼らの違いは経験の積み重ね方にあるように思えます。
優れた技術者になるための条件とはいったい、何なのでしょうか? シーケンス制御に限らず、多くの優れた技術者が普通に兼ね備えている能力があるような気がしますが・・・。私の気づいたことを一つだけ書かせてもらうとすれば、それは・・・

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