物語を考えてシーケンス制御をやろう!

お久しぶりの書き込みです。
やっと我が社にも新入社員が来ました! これから失敗も含めて経験を積んでいってほしいと思います!
さて・・・
最近はほとんどがラダー(ソフト)の設計に明け暮れているのですが、こんな事を考えるようになりました。
「設計って、お話なんだよな・・・」
ココで言う「お話」とは「物語」のことです。
むか~し昔、あるところに・・・のように、シーケンス制御ってある意味「物語」なんです。
ラダー編集や改造設計などは、まさにこの「物語」の本質を読めるかどうか、話の筋道が理解できるかどうかにかかっているのではないですかね。
話の流れはおおまかに「起承転結」があるように、ソフトをつくっている段階でも「起承転結」があるんです。一つ例として私が思うパターンは・・・
起:人間の操作や外部からの入力情報
承:入力状態や記憶状態、設備の状態など
転:起・承によって得られた情報から次の動作を起こすための準備
結:動作指令などの出力結果
これ以外にも当てはまる物があるでしょうが、ラダーの流れがスムーズに読めないものは、改造するにもメンテナンスするにも非常に骨が折れます。
とくに行き当たりばったり、超手抜き・・・か、どうかは別ですが作り手の意志が読み取りにくい物は後々大変です。
自分自身で設計するときにも「あ~、もう 時間無いからいいわ!」 なんて事があるんですけど、これも本当はマズイですよね。
他人が見て、スムーズに話の内容(制御の流れとか)がわかるものを作ることが大切だと思います。
そのためにも日頃の訓練として・・・
・いきなりラダーを書いたり入力したりしない
・流れをまとめるために、一旦紙に書いて整理する
という余裕も必要ではないかな~。
さらに
・制御の内容を文章で書き表す
・文章でかかれた内容を元に設計する
ということも。
これって、実務やってる人では当たり前のようですが、いまから始める人やこれからシーケンス制御の技能検定を受けようと思っている人には再認識してもらいたいとことろです。
技能検定ではこういったところができてないと、問題を読んだ時点で頭が混乱してしまいますからね。
かくいう私も、それなりに努力していきますわ(^^;)

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