マクロカセットのROMがぶっ飛んだら修理できますか?

こんにちは、安田です。

2017年も、もう年末です。

今年も何件もの企業さんから

ROMの復元依頼がありました。

 

多くはPMC用のEPROMでしたが、

中にはマクロカセットのROMが

パリティエラーとなった例もありました。

 

PMC用のROMも、マクロカセットのROMも

記憶媒体に違いはありません。

もちろん容量的な差はありますが、

紫外線消去できるタイプの

EP-ROMが使われているのが

共通したところです。

 

大枚はたいても、

機械が治らない事を

知らない人がほとんどです。

正直言うと、

「みなさん、そろそろ寿命なんです。」
・・・と、声を大にして言いたい!

 

EP-ROMの経年劣化なんて、

ほとんどの人が未経験です。

さらに、

EP-ROMの読み出しエラーの復旧なんて、

どこのメーカーも未経験です。

 

1万人の技術者がいても、

それを復旧・復元出来る人は

果たして何人いるのでしょうか?

 

そう考えたら、

このROM復旧サービスを、

おおっぴらに提供しているところは

ほんとに貴重な存在ではないかと。

 

・・・

 

ある日突然、エラーが出て、

昨日まで使っていた装置、機械がうごかなくなります。

 

大企業にとっても、

中小、零細企業にとっても

こんな恐ろしいことはないですよ。

 

すでに国内の多くの機械メーカさんでは

対応不可能と思われます。

 

ファナックさんも、

機械メーカの作製したROM内容までは、

修理してくれません。

 

その時が来る前に、

計画的な設備更新をして欲しいです。

 

もしくは、ちゃんと

予備ROMを準備しておきましょう。

マクロカセットのROMや

PMC-ROMは

比較的簡単にバックアップできます。

 

エラーが出て故障してからの復元は、

コピーを再製作できる確率が

一気に下がります。

 

30年物の機械ですか?

 

図面は残っていますか?

 

データは保存されていますか?

 

一度、設備のメーカーさんに

問い合わせされてみてください。

「うちの○○の機械なんだけど、
ROM(ロム)が壊れたら直せますか?」
・・・って具合に。

 

いまだに、

この時限爆弾のような設備を

毎日「ふつうに」使っている企業さんが多いのは

日本の製造業における

私の心配のタネです。

 

日本の製造業、本当に大丈夫なのか!?

 

P.S.

もしも、PMC-ROMがぶっ飛んだら・・・
もしも、マクロカセットのROMがぶっ飛んだら・・・
もしも、メーカーさんで修理不能と言われたら・・・
・・・
最後の手段として頼んでみてください。
↓↓↓↓↓
PMCラダー屋.COM
※お問合せフォームからどうぞ
https://www.pmcladder.com/

この記事は役に立ちましたか?

もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。

関連記事