こんにちは、安田です。
やらかしました。。。
FANUCのNC搭載機を改造する前には、
必ず全データをバックアップすることにしています。
改造中とか改造後に
万が一データが消えたり、
元がどうだったのかわからなくなると
ひじょ~~~~~~~に困るからです。
・・・で、
長いことぶりに某社専用機を改造することになって
データをバックアップしていたんですが、
バックアップの操作方法を完全に思い出せず、
適当にやってしまった結果、
FL-NET関係の設定が
バックアップに入っていなかった。
という事件が発生しました。
実はこの時点で、自分の中では日常的にあることなので
この後のトラブルになるとは思ってませんでした。
が、!
図面として提出することになって
いろいろ調べていたら
バックアップした現物のデータが無いと
図面を修正できないということに気づき
(ま、よく考えたら当たり前なんですが)
少し冷や汗が・・・
窮すれば通ず
とは昔の人は
よく言ったもので、どうしようかといろいろ考えあぐねていると
ひらめいたんです。
SRAMバックアップって、パラメータとかPMCとか全部復元できる
んだよな~。 と。
そうです、SRAMバックアップのデータがあれば
FL-NETの設定だろうが、
NCパラメータだろうが、
PMCラダーだろうが、
復元できる =(イコール) SRAMバックアップに入ってる。
ということに違いないんです。
でも、通常FANUCのSRAMバックアップデータは
バイナリファイルと呼ばれる状態で、
中身を見てもちんぷんかんぷんです。
バイナリファイルエディタ という専用ソフトが必要だし
見られたとしても内容は「なんじゃこりゃ?」なんです。
と・も・か・く
見てみよう!
そこで、超おすすめの高性能テキストエディタ EmEditor を使って
バイナリファイルを覗いて見ることにしました。
EmEditorはテキストエディタ(メモ帳とかと同じ)ですが
バイナリファイルの場合は、
数値情報をアスキー表示(文字に変換して表示)したり
16進数に変換して表示させることもできます。
そして、改造前の図面から得た情報を元に
FL-NETパラメータを探してみると、
いくつか存在するファイルの中で
SRAM2_0B.FDB の中に含まれていることを
発見しました。
実は探し方にノウハウがあったわけですが
これは別の機会にお話しします。
さて、完全に解読できたわけではないですが、
何台かの設備も合わせて比べた結果、
ほぼ間違いないだろうということに
結論づけました。
少なくとも、今回対象としていた設備は
これで良かったようです。
改造では設定値をあちこち変更したわけではないので
今回はこれで図面修正することができましたが
現場作業は、やっぱり正確+確実 にやらないと
あとから困りますね。
また勉強になりました。
今後は気をつけるようにします~。
P.S.
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P.P.S.
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