電気制御エンジニア科ってどう?

各地の職業訓練学校で行われている実習&学習はいろんなものがありますね。最近、職業訓練学校を卒業した人を採用したので、いったいどんなテキストを使っているのか見せてもらいました。
「電気制御エンジニア科」テキスト。 No.1からNo.6まであります。
シーケンス制御は結局のところ、電気応用の分野になるので電気の基礎知識が無いと全く使えない勉強になってしまいます。
そこでテキストでは、最初は直流回路についてオームの法則とか合成抵抗の求め方等、次はテスターの使い方。
そのあといきなりですが、有接点シーケンスに突入します。
どっちかといえば、電気基礎をしっかりやっておいてほしい気もしますが、学習時間とかカリキュラムの内容と時間の制限があるので、あとは就職してから・・・って、感じですかね。
有接点シーケンスの次は空気圧制御です。エアー3点セットを始めとして現場ではよくあるパターンです。当然ながら気圧回路図も読めないといけないので、その辺もちょっと書いてあるようですね。
で、そこからの発展系で電気+空圧のシーケンス制御が次の部分にあります。この辺までで一通りの「動き」のあるものが実習できる、という感じでしょうか。
やっぱり装置物は「動き」がないとつまらないですからね。
こんなところがNo.1のテキストの内容です。
学生さんはほとんどが電気関係初めてという場合が多いでしょうから、当然電気の勉強も小学校以来? といった感じのようです。
電気の流れは目に見えませんが、物理法則に従っているので水道を流れる水のように考えれば、意外と理解しやすいところがあります。
水は高いところから低いところへ、太い配管は流れやすい・・・など。
あ、でもテキストは結構高度なところまでやっているようなので、本当に身につけばよい勉強になると思います。
でも期間が6ヶ月では、ちょっと足りないですね。あとは就職先を探して、給料をもらいながら勉強もさせてもらうというつもりで、とにかく物作りを楽しみながらやっていただければいいのではないかと思います。
世の中の好不況はありますが、自分の手で何かを作る、物を動かすというのはハマれば楽しいもんです。
うちも人材募集を逐次しているので、こんな仕事がやりたいという人はどうぞご連絡ください。待ってますよ♪
おっと、次はテキストNo.2か・・・・

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