後付けフェライトコアの罠

いまだにノイズ対策が完璧ではありませんが、言い換えると完璧なノイズ対策など存在しないと思っているので、悩みの種ではありますが、別にどうってことありません。
そんなことより、フェライトコアが効かないという人がいるので紹介しておきます。
紹介というより、気をつけよう・・・ってことですけど。
フェライトコアを後付けでケーブルに取る付けるには、だいたいが2分割されたコアの取付けになります。
このコアは、樹脂製のケース状のものに入っていて、ケースをパチンと閉じればほぼ問題はなさそうですが、あまりにもケーブルにフィットするピッタリサイズのものを使用すると、まったくノイズカットできない事があります。
フェライトコアは、できるだけケーブルにフィットして隙間ができない物を使いたいところですが、取付け部位のケーブルが曲がっていたりするとフェライトコアがケーブルに密着せずに、分割されている部分で隙間ができてしまい、せっかくの能力を発揮できないことがあります。
こんな時は、1サイズ大きめのフェライトコアを使うか、ケーブルの外装を剥いてしまって、薄くビニールテープで保護し、その上からフェライトコアを取付け直せばよいでしょう。
できるだけケーブルに密着するサイズのフェライトコアを使っているはずが、分割コアの半分同士に隙間があっては意味がありません。
取付け直後に目視確認しましょう。
それから、ノイズカットの効果が無いと感じた場合にも一度確かめてみるとよいと思います。
分割タイプのフェライトコアは、手軽に取り付けられる反面、機能的に正しく取り付けられていない事もあるので注意が必要です。
そう、効果が無いと文句を言う前に、自分のやった仕事を確かめてください。

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