シーケンス制御でラダーが無くなるのはいつなのか?

シーケンス制御がリレーだけで構成されていた頃から現在に至るまで、ソフトもハードも図面の基本的な書き方は変わってないように思えます。リレー回路がPLCでのソフト制御に変わっても、結局のところは「電気図面」として電気の流れを目で追うスタイルが一般的です。じゃあ、こんなハシゴ状図面(ラダー図)はいつになったら無くなるのか???
私の考える答えは、「いつになっても無くならない」です。
なんといっても、電気の流れ道を線で結んだスタイルの図面ですから、素人でもちょっとだけ勉強すればわかります。これがラダー図の最大のメリットじゃないかと思います。
最近ではSFC(シーケンシャル ファンクション チャート)とか、ST(ストラクチャード テキスト)とか、IL(インストラクション リスト)とか、FBD(ファンクション ブロック ダイアグラム)などのいわゆる「言語」風のプログラミングもできるようになってきました。こっちが簡単だという人も増えてくるでしょうね。
それでもやっぱりラダーは無くならないですね。
単純に電気が「流れる/流れない」で表現されたラダー図は、言語によるプログラムと違って単純です。設計者や技術者がいなくても、そこそこ読むことができます。
単純化された汎用性こそがラダーによるプログラミングの、最大のメリットだと思うのですが、どうですかね?

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