シーケンス制御 フィードバック制御 時限制御 技能検定

シーケンス制御に対してフィードバック制御は、目標の値に一致するように制御する方法を指しています。制御の結果を確認しながら制御するということも可能となっています。このような制御方法を閉ループ制御と呼んでいます。家庭では エアコンなどがそれに当てはまります。指定した温度になるように制御しているのです。最近の 全自動洗濯機では、給水などは水量を見て次の動作をしていますから、これはフィードバック制御と言えるでしょう。
時限制御の場合は、あらかじめ定められた順序に従って、タイマーなどを使用して時間によって各動作が進められていく制御方式です。条件制御の場合、検出器の信号により、次の動作をあらかじめ定めている条件に従って判断しながら、新しい命令が作られて制御されていく制御方式です。1970年代に入りますと、マイクロコンピュータがそれまでの電気回路に取って代わり、シーケンス制御を行うようになったことから、発明はマイクロコンピュータを駆動するソフトウエアが対象となりました。
ところが、マイクロコンピュータが登場し始めた頃は、ソフトウエアの発明に対する理解が乏しく、多くのソフトウエア発明は、回路や何らかの装置の形を取ることにより特許を取得しているのです。現場に行きますと、プラント自体に取り付けられたセンサ、あるいはモーターなどを確認しながら試運転調整しますから、現場の安全を把握しておく必要があります。これには、電気取り扱いの特別教育という資格があります。
石油プラントでしたら、それなりの知識が求められるでしょう。どの資格も有していませんと、手元として使いっぱしりになるだけだと思われます。シーケンス制御の世界で一目を置かれているのは、技能検定(制御)を取得している人です。これは、一定以上の技能を有している人を一人前の中堅技能者であると国が認定する資格制度で、免許というようなものではなく、名誉称号のようなものです。

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