2008
03.22

PLC関連の国際規格 プログラミングの多様化 ラダーだけが標準ではない

制御・設計・ソフト・ハード

PLCのプログラムは、日本国内ではラダーによるものがほぼ主流と思いますが、国際規格では改正作業が進行中の模様です。PLC、シーケンサによるプログラムで最もなじみのあるのは、リレー回路からの形態をそのまま引き継いだラダー図ですが、ニーモニックとか言語とか言われるものも存在しています。アセンブリ言語のようなもので、PLCが出始めの20数年前では、実際にPLCへ入力するデータ(プログラム)は、ラダー図を見ながら、言語でで入力をしていました。PLCメーカーによって書式がいろいろありますがおおまかには似ていて、LD(ロード) STR(ストア) AND(アンド) OR(オア) OUT(アウト) WRT(ライト) などの命令語です。
PLCのプログラミング言語の標準規格IEC61131-3では、このような言語やラダーの他にも数種類のプログラミング言語が規定されています。分類としては5種類があり、それぞれを混在可能でプログラムすることができます。次にその5種類を書き出します。
IL (インストラクションリスト:ニーモニック言語のような書式)
LD (ラダーダイアグラム:リレーシーケンス図のスタイル)
SFC(シーケンシャルファンクションチャート:制御システムの流れを記述しやすい。フローチャートのようなもの)
ST (ストラクチャードテキスト:Y=a+b IF Y=1 THEN ~ といったベーシック言語のようなスタイル)
FBD(ファンクションブロックダイアグラム:プリント版の回路のような書式。ロジック回路で表される)
日本ではLD(ラダー・ダイアグラム)が主流ですが、ヨーロッパでは以前からSFCやFBDを使ったプログラミングツールが存在しており、日本よりもLD以外の他言語プログラミングが広まっているようです。
IEC61131-3はJIS規格としても取り入れられて、JIS B 3503 として規格化されています。基本的にIEC61131-3では、PLCでの機種依存を無くすように考えられていて、入出力はアドレスで指定せずに、変数名で指定します。変数名には実行PLC機種固有のアドレスを割り付けて、さらにそれがビットなのか、バイトなのか、ワードなのかといった「型」の概念が取り入れられています。この辺はVBやC、その他プログラミングをやっている人にはわかりやすいと思われます。逆に根っからのシーケンス屋ではとっつきにくいところがあるでしょう。それゆえシーケンス屋が多い日本では、まだこういったLD以外の言語でプログラミングする機会が少ないのかと思います。

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