2015
01.15

PMC-ROMから復元できない

NC ファナック FANUC, PMC

こんにちは、安田です。

 

ファナックの古い機種ではUV-EPROMに

制御プログラムを書き込んで保存していますが、

メモリー容量の制限から、

すべての情報が書き込まれているわけでなく

ROMの版数(バージョン情報)と

PMCのラダーしか入らない

ものがあります。

例えば

FS-0M用のPMC-L・・・

ソースファイルからコンパイルしたROMデータには

PMCのラダーバージョンとラダープログラムくらいしか

入っていません。

ドキュメントとして必要なシンボルやコメントは

全部削除されています。

 

言い換えれば、

機械からROMのデータを取り出して

逆コンパイルしても

シンボルやコメントが復元できないので

ラダー解析がそうとう困難な状況・・・ということに。

 

こんなときでも、印刷された図面があるとすごく助かります。

印刷物があれば、そこからコメントやシンボルの復元が可能です。

印刷物がない場合、ROMの解析はかなり困難となります。

 

PMCのI/Oに関するハード図面があれば、

そこから信号アドレスを拾い出し

図面と付き合わせていって

コメントの復元がある程度できます。

図面がなければ、実際の機械で

配線や信号をチェックしながら

まずはI/Oコメントを作成。

これを元にラダーを追いかけていって

ダミーコイルやタイマーなどのコメントを復元。

といった手順で、かなりの時間がかかります。

 

設備の状態が良いものは、取扱説明書も揃っていたり

ちゃんと電気図面が付属したりします。

 

・・・が、転売された中古機械であれば

それらの資料や図面がないことも。

 

機械メーカーが、倒産、吸収、合併などのM&Aで

無くなっている場合も結構あるようです。

 

最近は制御設計技術者の不足で、

仕事を引き受けてくれない会社も

数多くあります。

機械メーカーは新しい機械を売りたいですし、

改造となると優先順位は低めに考えられています。

 

それでも

時間をかけて、

お金をかけて、

制御プログラムを改造したいときには

専門の業者に依頼してしまいましょう。

見積金額は少々お高いでしょうが、

ほぼ100%あなたの考えた通りの改造ができるはずです。

場合によってはプログラム容量が足りなかったり

機械的な制約があって改造ができない場合もありますので

まずは相談してみてください。

 

 

P.S.

もしあなたが、PMCラダーの設計、改造、デバッグ、
機械の調整運転などで困っているのなら
このサイトを訪問してみてください。

https://www.pmcladder.com/

 

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