NC通信でVB使う予定はなかったのに。 実はパート1

Windowsの開発言語は年々新しくなっていますが、私がいまだに使っているのはVB6です。設備関係の仕事では、まだ「VB6でソフトの改造を・・・」ってことが多々あるので、流行に遅れまいと新しいバージョンにするってことはできません。専用にPCを1台準備すればいいじゃないかと言われるでしょうね、ごもっともです・・・。
ま、とにかくそんなわけでVB6しか知らない(というかVBもWindowsも全然わかってない)私が今回トライしたのは、NC加工機へ転送するNC加工プログラムなどのデータを瞬間編集するソフトです。瞬間編集といっても、やってることは「NCプログラムの最初の1行をコメントアウトする」ということだけです。オペレータがわかりやすく、できるだけ単純な操作で行えるというコンセプトのため、PCのデスクトップ上で、ファイルをドラッグ&ドロップしてもらえばOKというスタイルにしてあります。
ちなみにNCプログラムの場合は通常、コメントは括弧( )でくくります。左括弧(がコントロールアウト、右括弧)がコントロールインと呼ばれ、括弧の中はいろいろなコメントを書くことができます。NC装置は、プログラムの先頭から順に1文字ずつ見ていき、いったん左括弧が出てきたら次に右括弧が出てくるまでを注釈として扱い、機械の動作に影響を与えない部分であると解釈します。
結局のところ、人間が作業してもさほど苦にもならないような「ちょい作業」をVBで作ったソフトにやらせています。この「苦にならない程度の作業」自体はパソコンを操作できる人がやれば「ちょちょいのちょい」で終わります。おそらく1分程度でしょう。・・・が、とかく生産現場ではいろんなことを考えたり作業したりしないといといけないので、ちょっとでも面倒なことは減らしたいというのが本音です。人がマウスでクリックして、キーボードでちょっと編集したら済むことでも、半自動化してソフトにやらせるため、その方法と手順を整理して考えなければなりません。VBを使おうが何を使おうが、ソフトで自動的にやらせるってのは、以外と面倒な手順を踏まないといけないものです。

この記事は役に立ちましたか?

もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。

関連記事