保守部品のない制御機器は交換(リプレース)を!

一般的に電子機器、制御機器などに言える事ですが、FANUCのNC装置も同じです。機械的なメンテナンスをされる事はよくありますが、なぜかコントローラ、制御機器はそのまま・・・20年くらい使ってる事もよくあります。

で、活躍中の機械設備であればあるほど、制御装置の故障・・・これが怖いです。

突然生産ができなくなるので、機械を使っているお客さんが一番困りますね。たぶん、そこから製品(部品)を供給してもらっているところも困るでしょう。代替品がありませんから。

そこで、設備屋の出番になりますが・・・「もう、こんな基板手に入らないんですけど・・・」

と言うしかありません。

探しに探して見つかったとしても、それがまともに使えるパーツかどうかは確認のしようがないので、一か八かの交換になります。いや、見つかればほんとにラッキーです。

先日どうしようもなくて、海外から取り寄せました。 Made in Japan なのに、海外から買ってます。逆輸入ですね。

インバータやマグネット、リレーなんかは比較的交換しやすい部類ではないでしょうか。なんだかんだと面倒なのがシーケンサ(PLC)。それでも日本製の同一メーカ品であれば、メーカーさんのサポートもあってリプレースもさほど苦しまずに済むようです。

やはり最大の難関はNC装置ではないでしょうか。

機械を使うユーザーも、交換、修理、改造、リプレースを計画に入れていただきたいです。 20年前のNCコントローラの部品で、しかも緊急なんて言われても到底ムリです。 今回は運よくパーツが見つかりましたが、さすがに動作保障してくれるところもなくて参りました。 それによくよく聞いたら、パーツ(基板)はあるけど、部品どり(※)に使ってるとか言われて倒れそうになりました。

(※部品どり:他の故障した基板を修理するために、その基板から正常な部品を外して使うこと。なので部品どりされた基板は全く機能しないものになる)

今回はぼやきのようになってしまいましたね。

次はもっとマシな記事を書くようにします!

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